終わり
変わらず何もない一日だけど、
彼と過ごした一年は終わる。
それだけで…
まさかこんな日を迎えるとは
思ってもいなかったし
今も悲しみでいっぱいだ。
ついこの間のことのように
私の中ではまだ彼はいるのに。
もし、生きていたら彼の家で初めて年を越せただろうか。
そんな想像をしては
平凡な一日すらないことを実感する。
次の日も仕事で早い彼を無視して一人
テレビのカウントダウンで盛り上がってたな。
今年はテレビを見ることもなく
ただ時間が過ぎるだけ。
2017年…
私の人生の中で
一番幸せであり
一番辛い一年だった。
いつか私にお迎えが来たとき
きっとこの一年を思い出すだろう。
これ以上に辛くて悲しい時は二度とこない。
2018年…
一人で生きていく新しい年
そんなのいらないのにな。
「今年は何する?どこ行く?」
そんな言葉も楽しみも存在しない。
ただ…どうしたって彼がもうこっちの世界にいないのなら
土産話を一つでも多く持っていけるほうがいいのにね。
「○○が大事だよ」なんて言っておきながら
会いにも迎えにも来てくれないほど
彼はあっちの世界を楽しんでいるようだし。
なのに私は…
今のままじゃ…
そんなことは分かっているのにな。
私…どうなるのかな、どうするのかな。
自分でも分からない。
本当は…彼のいない
悲しみ、悔しさ、怒りがあって
泣き叫びたい。
それで変わるのなら…。
支えてくださっている方々
見守ってくださってる方々
いつもありがとうございます。
生きる力、もらっています。
同じ苦しみ、悲しみを持っている方
共に生きていきましょう。
少しでも…少しずつ…前に。
そんな一年に。