また逢う日まで

2017年8月、愛する人が亡くなりました。ただただ悲しい気持ちばかりですが、現実と向き合いながら生きていこうと思います。この世にはもういないけれど、また逢える日を信じて。

DVD

突然、父が「DVDプレーヤーを買いに行こう」と言ってきた。

うちの泣き声が聞こえてしまったのだろうか…

相当心配されているのだろうか。

理由は分からないがいきなり。

お金もないのにね。


彼が生きてた頃にPS3が壊れて

それ以来見ることがなくなり

東京じゃなかったけど彼の家ではテレ東が

映ってたから映画を一緒に見れて満足していた。

最後に見たのはメンインブラックだったかな。

前はよくTSUTAYAで借りてたし

映画も見に行った。

映画館まで1時間30分くらいかかってしかも峠道。

そこまでのドライブも好きだった。

一人喋ってばっかだったけど、所々一服して休憩して。

もうあの時間はないの…?


彼が好きだったスターウォーズ(特にダースベーダーが好き)や

一緒に見てたパイレーツ(新作楽しみにしてた)は

まだ一人で見れそうにないなぁ。

一人でたまに見てた恋愛ものもダメそう。

年下のイケメン俳優見て、

可愛いとか付き合うならこうゆう人がとか…

彼がいたからこそ言えてたんだよね。

もう少し若かったらなとは思ったことあるけどね。

いつも笑いながら「うるさいわ」って言われてたし

実際は、高橋克典とか反町隆史が好きなんだけど。

(年上好き)

ほんとに死ぬとまでは思ってなかったけど、

早く死んじゃう不安はやっぱりあったなぁ。

それでも彼は自分に自信があって

そこはなんだかんだかっこよかった。


うちが好きだったトランスポーターを久々に見た。

「英語で聞くこの声がたまらないんだよね」

「アウディ乗りたい!」

そんなことを話してたのを思い出す。

宝くじが当たったら

アウディにしようなんて言ってたな。

運転できないのにね、宝くじ買ってもないのにね。

今になって思う。

もし当たったら…

当たる当たらないじゃなくて

そんな話を語れることが幸せだったのだと。

語る相手、彼がいたからこそ幸せだったのだと。

寛ぎながら、お酒を飲みながら

また一緒に見たいよ。

あの時間を過ごしたい。

彼がいないなんていやだ。

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