また逢う日まで

2017年8月、愛する人が亡くなりました。ただただ悲しい気持ちばかりですが、現実と向き合いながら生きていこうと思います。この世にはもういないけれど、また逢える日を信じて。

突然の別れ

8月5日。

別れは突然やってきた。

「明日買い物行こうね」

約束してた。

なのにいつもはくるはずの連絡がこない。

何かあったのかなと思いつつも

自分から連絡するのも嫌で待つことに。

(毎度の強がり)

それでもこない。

前日病院に車で行ったから

事故にでもあったのかなと

ネットでニュースを調べる。

特にない…

なんで連絡しないの⁉

少しイラつきながら

「買い物するんじゃなかったの?」

携帯を変えてから初めてのLINEをする。

午後から仕事だったから

そのうち来るだろうと放置。


嫌な感じはしつつも夜ご飯食べて

いつも通り晩酌をする。


『トン、トン』

気のせいかな。


『ドン、ドン、ドン』

ドアをノックする音

なぜかすごく嫌な予感がした。


ほとんど人はこないから。


開けた瞬間…彼のお母さんがいた。

今でも鮮明に覚えてる。


「住所あってて良かった。

○○が死んだの‼」


は…?

何言ってるんだろう。

なんで彼のお母さんがいるんだろう。


そう思ったのもつかのま。


嫌だ!嫌だ!嫌だ!

なに?意味わかんない!

パニック状態だったと思う。

信じられない気持ちでいっぱいだった。

死ぬはずがない、昨日まで一緒にいたんだから。

そう思ってるのに涙が溢れてきた。

あの嫌な感じが虫の知らせというものなのかな。


迎えにきてくれた初めて会う弟さん。

挨拶したのかさえ覚えてない。

とにかく嫌だ、嫌だ、なんで、なんで

それしか頭になかった。


車の中で詳しく話を聞いた。

午前中サーフィンをしてる時に

苦しくなって陸にあがって

ライフセーバーに助けを求めたとのこと。

一時は呼吸が戻ったけどだめだったとのこと。

(聞いた時はほとんど頭に入ってこなかった)


「会わないでおく?」

そう聞いてくれて

本当は見たくなかったけど

とにかく会わなきゃと思った。


すでにセレモニーホールに運ばれていて。

顔の布をとってくれて。

見慣れた顔が…


今まで感じたことのない悲しみ

前が見えないほどの涙

あんなにわんわん泣く自分を知らない。


今でもあの時のことは言葉にならない。

時間が経った今もあの日のことだけは

鮮明に覚えてる。


すぐに受け入れられるはずもなく

とにかく泣くことしかできなかった。


まさに絶望…

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