また逢う日まで

2017年8月、愛する人が亡くなりました。ただただ悲しい気持ちばかりですが、現実と向き合いながら生きていこうと思います。この世にはもういないけれど、また逢える日を信じて。

いないのだから

彼がいたら…

心の声がつい出てしまった。


「人のせいにしないの

もういないのだから」


一歩踏み出そうと思った時に言われた言葉。


いないことなんて

自分が一番分かってる

もう会えてないんだから

声も聞けてないし

寄り添えてもないんだから。


何気ない言葉なのも分かってるよ。

踏み出したお祝いにって

美味しいもの買ってきてくれるんだから。


でもね…

今そんなこと言って欲しくなくて。

聞きたくなくて。


お風呂でとにかく泣いた

吐き出す場所がなくて

胸のつまりがとれなくて

どうしようもない

怒り、不安、焦り、悲しみ…に


こんな時に助けてくれたのも

彼だった。

「○○が羨ましいんだよ」

そうなだめてくれて

しょうもないことのように

思わせて笑わせてくれる。

そんな彼がいない。


やめて、やめて、言わないで。

今の私には受け止められないから。


わがままだけど

こんな私を

受け入れてはもらえないのだろうか。

これからの人生

これから私が進む道は

何したって彼がいない人生だ。


死んだらなにもかも終わり


彼が死んでそう思うようになった。

いい意味でも悪い意味でも。


どうせ死んでしまうのなら

最後には彼のとこに行けるのなら

やってみればいい


なにやったって

彼がいないのだったら

同じこと


気持ち次第でってのは

このことなんだろうな。

それができないからこそ

死別の悲しみがあって

彼のいない人生の苦しみがある。


私の中に彼が生きてるから

彼なら、彼だったら…

そう思うから。

だって彼がいたら

今の状況がないわけで

きっと今頃

いいたい放題、やりたい放題に違いない。

ブログを書いてることも

引きこもってることもない。


「経験してないから気持ちは分からないけど

そう言ってくれる優しさ。

それでいい、それがいい。

たった一度の人生なのだから

できればギリギリまで

むしろ経験なんて

必要ないくらい。


まだ、今でも、そう思えてる。

羨ましくは思えても

恨めしくは望んでない。


ただ…

自分もそうでいたかった

将来を描いて

老後を考えて

当たり前のように思える

彼との日々を生きたかった。


疲れたね、辛いね

そんな風に悩みながら

楽しいね、

明日は、来年は…

幸せを感じながら


そんな未来を見たかった。

彼と一緒に。


前を向こうとすればするほど

彼がいないことと向き合うことになる。

辛さはあっても楽しみもない


彼がいてくれる

一人じゃない

だから大丈夫

今の私にはそう言い聞かせることしか

できない。

月命日7

正直・・・
現状は何も変わってない。
だからこそブログを書くことができなかった。
何より、彼がいない現実に向き合うことが
怖くて逃げているのかもしれない。


次までにちゃんと働いて新しい一歩を踏み出そう
そんな気持ちはあったのに結局・・・。


「もったいないっす」
「頑張ってくださいなー」
「○○なら大丈夫さー」
そう彼が言ってるような気はする。
生きてたら確実言ってるだろうから。


ただ、気持ちの変化はやはりあった。
これが時が経つということなのか。
前向きになる時もあれば
かなり落ち込む時もある。


焦らなくても必ず彼のところに行ける
そう思って頑張ろうとするけど
あっ・・・頑張っても彼はもういないのか
そんな風に思ってしまって一気に力が抜けてしまう。


たぶん私は、うまく立ち直れなかった
というか立ち直れていない。
何がいいのか、正解なのかは分からないけど、
彼を想って、彼と過ごした日々を大事にして
精一杯生きていくんだ、そう生きていけるような気がしてた。


幸せすぎた。
彼のいる人生が私の全て
そう言ってもいいくらい
あの頃が幸せだった。
だからこそ彼のいない人生を
生き抜く勇気がない。
かと言って自らの勇気もない。
生きていくことしか・・・ない。
楽しいこともない代わりに
傷つくこともないそんな毎日に甘えてしまっている。


受け止め方も考え方も生き方も
自分次第なんだって言い聞かせる言葉は
いくらでもあるのに
やっぱり心がついていかない。


時の解決・・・
こういうことかと思うことはあるし
人によって違うと思うけれど
私の場合は、諦めに近いもの。
『こうするしかない』
もう会えていないことだけが現実だから。


そんな私でもまだ生きている。
生きているからこそこうやって
感じることができている。


あの日を思い出して泣く
あの日から景色に色がない
あの日のまま・・・


○○、助けてよ。
会いたいよ。
生きていくことが怖い。