また逢う日まで

2017年8月、愛する人が亡くなりました。ただただ悲しい気持ちばかりですが、現実と向き合いながら生きていこうと思います。この世にはもういないけれど、また逢える日を信じて。

死なない

彼は言ったんだ

死なない、死ぬわけないって。

そう言ったのに、約束したのに

彼がそう言ってたからこそ

彼の死を今でも受け入れきれない私がいる。

実際にはいないんだけどね。


彼の死を恐れていたところもあった。

サーフィン中にサメに襲われたら…

サメがでるとこではやらないようにしよう

お風呂の時ヒートショックになったら…

心臓マッサージできるようにしておこう

運転中事故ったら…

煽るのはやめてよって

不安はあったから少しは注意もしてた。

一番怖かったのは津波で

職場が海目の前だから

絶対生きて帰ってきてねって

すぐ逃げてねって

そのために原付バイクも貸してたのに。


起こるかもとは思っても

実際に起こるとは思わない。

幸せなほど怖いことだけど

幸せなほどほんとに起こるとは思わない。

当たり前の毎日にいるからこそ

まさか彼がなんて思わない。


「そのうちね…」

そればっかりだったかもね。

たばこだってそう、

すぐに辞めようとなんてしてなかったのだから

だから夢で教えてくれてるんだよね…

○○のせいじゃないよ、と。


彼が死んだらどうしようって

何度も思うことはあったけど

今すぐ死ぬなんて全く思わなかった。

彼だって自分が死ぬなんて思ってなかったはずだ。

「明日ね」

そう言って別れたんだから…

それが最後だなんて思うわけない。

きっと今も生きていたら

当たり前の毎日を何一つ

疑うことなく生きているだろうな。

くだらないことばかり言って…


彼は根拠なく死なないと言った

私も根拠なく彼が死ぬはずないって思ってた

だから私たちは結局何もしなかった


これが私たち二人の人生の結末。

私一人残されて

勝手に思ってることだけど

『二人で選んだ道』

でいいんだよね?


一人ぼっちになった今

そう思うしか

私は生きていけない。


彼に会いたい

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