また逢う日まで

2017年8月、愛する人が亡くなりました。ただただ悲しい気持ちばかりですが、現実と向き合いながら生きていこうと思います。この世にはもういないけれど、また逢える日を信じて。

帰りたい

久々に友人と会った。
彼が亡くなってから3回程会ってくれている。
彼女は人生をとても楽しんでいる。
仕事も頑張って出会いもたくさん求めて
プライベートも充実して。
2ヶ月会わない間に
またたくさんの人と知り合っていた。
「なんでそんなに出会いがあるの?」
そう聞くと
「自分から出会いを求めてるからね」
当たり前のようで
すごいことのように思う。
いろいろな人と出会って
いろいろな所に旅行している。
いいな…引きこもってる限り
そんなことはありえないのに
純粋に楽しんでる彼女が羨ましい。
彼女の性格的に、人生だからいいと思うが
私には真似できない。


私もそうしたい、そんな感情はあるが
所詮ないものねだり。
いっそのこと彼以上の人が現れてくれたら…
彼のいないあまりの寂しさにそう思ったり。


誰でもいいから寂しさを埋めたくなる、
自分には無理だと分かっていてもね。
どうして私を置いていったの…。


休日の外出はやっぱり辛い。
たくさんの人がいて、幸せそうな人がいて
なぜ私の彼はいなくなったんだろう、と。
こんなにもいっぱいいるのに。
同じ思いをしてる人もいる、私だけじゃない。
そう言い聞かせても
経験した人なら誰もが思ってるんだろうな。
どうして私なの?
…ではなくて
どうして彼なの?
なぜ彼なのか、その答えは一生でない。


たくさんの人が行き交う中で
彼がいればすぐに見つけられるだろう。
そしてまた彼を想像する。
あの日のことを…。


ねぇ○○、色が黒い人ってなかなかいないもんだね。
やっぱりこの人混みは慣れないよ。


帰りたい、そう思うのに
もうないのか、私の帰る場所は。
彼のもとに帰りたいのに。
今日あった出来事も
嫌だと思った気持ちも
吐き出すところもなければ
聞いてくれる彼もいない。
あの日々に、彼がいたところに
帰りたい。


「毎日何してるの、飽きない?」そう聞かれて、
「とっくに飽きてるよ」と答える。
引きこもってるうえに
楽しみも喜びもなくて
唯一の生き甲斐でもあった
夜の晩酌ですらつまらなくなってきた。
前から飲んでたけど
依存してるところもあるのかな。


あとは祈るばかり、
生きてることに飽きませんように…

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