うまくできない
彼のご家族にまだ贈り物のお礼をしていない。
ちゃんとしなきゃと思ったものの
うまく手紙を書けなかった。
前ならできたことが
今ではできない。
嫌だな、そう思った時でも
いずれきちんとやっていた。
こんな時、新たな道を進めてるのなら
堂々と言えるんだろうな
彼がいないのを強く感じる。
元気です
心配かけないように
そう言うしかないのは分かってるのに
偽りに偽りを重ねていくのにも罪悪感がつのる。
気にしていないようで気にしてて
ほんとは泣きたいのに人の前では
強がりでも笑えてしまう。
誰かの前で思いきり泣けたのは
彼が亡くなった日だけだ。
こんな時思う
私は誰のために生きているのかと。
彼がいたから…
私は自分らしく生きていた
もう何もかも分からない…
これからどうしたいかなんて
どう生きていきたいかなんて。
彼がいない人生をどうしても考えられない。
いろいろ考えてみるものの
結局一歩を踏み出せない。
うそだ、うそだ、うそだ...
彼が死んだなんて嘘だ…
なんて...ね。