また逢う日まで

2017年8月、愛する人が亡くなりました。ただただ悲しい気持ちばかりですが、現実と向き合いながら生きていこうと思います。この世にはもういないけれど、また逢える日を信じて。

サーフィン

彼に出会うまで

あまりサーフィンに

興味がなかった。

「行ってくる」

「いってらっしゃい」

それだけだったのだが

いつしか見に行くようになった。

彼がやっている間が暇なに思えて

3年前くらいからだろうか…

自分もやってみればいいと思ったのは。

ただ、昔から波にたいして

異常なほど恐怖を感じていた。

(小さい時から泣いていたらしい)

初めての日も怖すぎて泣きわめいて

それだけで終わったことを覚えている。


それでも彼は呆れることなく

教えてくれた。

自分がやりたいのにも関わらず。

だけどやりたい感だしすぎてて

もっと優しく教えてくれる人のがいい

おじさんはすぐ冷えちゃうんだから

不満ばかり言っていたよね。


彼がいなくなってから

いとこに付き合ってもらって

一度サーフィンをした。

その時教えるのがどんなに大変で

冷えてしまうのか初めて知った。

彼がローカルだからこそ

自由に波も乗れてたんだね。

一人じゃとられちゃうよ。

死んじゃったからこそ知ったのに

生きているうちに伝えたかったな。


いつのまにかうちのが

はまっちゃったよね。

雨の日も寒い日も波がない日も

やりたかった。

彼は、もう若くないからと

そんな風に言ってたけど

うちはこれからだったよ。

波が大きい方がサーファーにとって

いいはずなのにうちは小さい時が楽しみで。

それでも付き合ってくれて。

やっとウエット買って冬デビューもできて

少し横に走れるようにもなって

大きい日にはインサイドで楽しんで。

グッドのサインをしてくれて

いつもうちのことを気にしてくれて

「楽しんでるじゃん」そう言ってくれて

毎日波を気にすると

「すっかりローカルサーファーだね」

って笑ってくれてた。


彼がいたからこその。

これからショートボード

教えてくれるんだったのに。

四国にサーフトリップする約束も。

サーフィンを続けるなら

この場所が一番で

彼もサーフィンするために

ここに住んだと聞いた。


これからここを離れる。

彼がいたから住んでた町。

教えてくれたサーフィンを続けていきたい。

一人でやっていけるんだろうか。

思い出ばっかりの土地、新しい土地に

一人で生きていく自信がない。

彼のことを思いながら続けていくか

新しいとこではじめいくのか

まだ決めることができないでいる。

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