嫌な夢
ついに嫌な夢を見るようになった。
夜中に目が覚めたけど
体が動かないほどの重み。
これは金縛りなんかじゃない
そう言い聞かしてなんとか動いた。
怖くて、一人でいるのも恐怖を感じて。
「○○助けて!」
そしてもう一度眠りにつく。
やっぱり目覚ましかけても起きられなかった。
彼といる時は嫌な夢をほとんど見なかった。
むしろ安心感からか
笑えるしょーもない夢ばかり。
彼がいなくなってからそんなの
一度も見れてない。
外に出てもやはり自分だと思えないような感覚。
どこにいて何をしているのか
それすらもあやふやだ。
こんなの体験したこともない。
彼に会いたい。
時間が経てば経つほど
彼への想いが強くなる。
ただただ生きることに必死だった2ヶ月。
現実を受け入れようと
悲しみを乗り越えようとする日々。
それが過ぎると…
生かされているだけの毎日。
目的もなく、希望もなく過ぎていく。
彼がいれば、彼がいなくならなければ
そう思うことが多くなる。
彼がいないならもういい
そう思うことも多くなる。
『たった一度の人生』
まだそう思うこともできている。
私の場合…
辛くても早めの一歩が必要だったのかもしれない。
今からでも遅くない…そう言い聞かせて
過ぎていく1日。