また逢う日まで

2017年8月、愛する人が亡くなりました。ただただ悲しい気持ちばかりですが、現実と向き合いながら生きていこうと思います。この世にはもういないけれど、また逢える日を信じて。

ただそれだけ

昨日の夜、風が強かったから飛んだゴミ箱のふたを

直すためにベランダに出た。

ただそれだけなのに…

まだ寒すぎない、少しひやっとした風が吹いていた。

ただそれだけなのに…

悲しさと寂しさ、絶望感が一気に襲ってきた。

彼がいた夏の終わりを強く感じて

彼のいない季節を過ごしているのだと。


会えなくなってもう少しで3ヶ月。

こんなにも会わなかったことがなくて

嫌でもいないことを実感させられて…

少し慣れてきたのかなと思っていた。


そうじゃなかった。

彼と過ごした日々が蘇って

これから過ごすはずだった日々を想像して

それはない未来、もう二度とこないのだと

そう思ったらもう涙がとまらなかった。

「こないだまで一緒にいたじゃん」

「死なないって言ったじゃん」

「約束いっぱいしたのに」

「一人にしないでよ」

彼が亡くなった直後と同じような

感情が押し寄せる。

なんでよ、なんでよ…


冬もサーフィンして

やっぱ寒いねって温泉入って

こたつに入って

鍋食べてさ

夜はシングル布団で毛布の取り合いして。


ほんとにもうできないの…?


少しでも彼を想えば

昨日のことのようにだって

思い出せるんだよ。


ただ会いたい…

それだけなのに。

それすらもできないの…?


彼がいない季節を過ごす…

自分にとってほんとに辛いのは

時間が少し経った

これからなのかもしれない。

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