納骨日
いよいよ今日は納骨式と法要の日。
この日がきてしまった。
最初は彼の希望通り
(私が聞いていた)
全部海にまく予定だった。
でもご家族で永代供養にしようと
決めたらしい。
ショックを受けるかもと
私に話すか迷ったと言われた。
そこまで考えてさせてしまって
申し訳なかった。
他人なのに誘ってくれたことが
嬉しかった。
怖い。
近付くにつれて
行くのが怖くなった。
受け入れたくない現実が待ってるから。
もういないのを実感するから。
ちゃんと行ってあげたいのに
行きたくない。
弱いうちでごめん。
彼がいないとだめなんだよ。
泣かないでいれるだろうか。
少しでも笑えるだろうか。
もう心配かけるわけにはいかない。
あとは孤独との闘い。
みんな親族なのだから。