また逢う日まで

2017年8月、愛する人が亡くなりました。ただただ悲しい気持ちばかりですが、現実と向き合いながら生きていこうと思います。この世にはもういないけれど、また逢える日を信じて。

生きていたら今頃

彼が生きていたら...


今回もずるずると
5年目の記念日を祝っているだろうか
それとも結婚して
付き合った頃のことを懐かしんでいるだろうか
はたまたいつものように
何も気にしない一日だっただろうか


「今年中には籍いれたいね」
彼がどこまで本気だったかは分からないが
生活が変わり始めた時
今年こそはもしかしたらと
少しだけ期待していた。
彼の子供が家から巣立っていって
彼の家族にいろいろなことがあって
やっと...彼と。


昔から結婚願望はあって
子どもも欲しいと思っていた。
年齢的にも世間的にも焦っていた私は
このまま彼と付き合っていていいのかすら
考えたこともあった。
好きだけど、普通に結婚して子供欲しいな
彼ももう経験してるし子供もいるから焦る必要ないし
やっぱり若い人の方がいいのかな
幸せだからこそ考える余裕があったのかもしれない。
今思えば、世間がなんだ、普通ってなんだ
そんな風に思えるけど
あの時は...。
それでも彼といる毎日が本当に楽しくて
事実婚でも、子供がいなくても
このままでいいんじゃないか
焦る必要なんかないんじゃないか
結局はそう思って別れることなんてできなかった。
だからこそ、これからどうなっていくのか
変わり始めた生活により期待してしまった。
もしかしたら...。


それがこんなに最悪な結末になるなんて
思ってもみなかったよ。
失恋なら、自ら別れを選んだとしたら、
前に進むきっかけはたくさんあると思う。
昔、大きな失恋した時は
これ以上好きになれる人なんていない
だけど絶対彼より幸せになってやるって。
彼に出会えた時には別れて良かったとさえ思えた。


でも...振られもせず、別れもなく
突然いなくなられても
自分を励ます方法なんて知らない
前を向く方法なんて分からないよ。
いっそのこと振られてからが良かった
あの時別れておけば良かった
そんなたられば考えたって
もう何も答えてくれないんだから。
「幸せすぎるね」
そう口にしてたくらい幸せだったのに、どうして。
彼がいなくなってから結婚への興味もなくなった。
なぜ焦ってたのかも
この歳になるとどうしてしなくちゃいけないのかも
全て意味がないように思える。
彼がいたからこそ、私には大事なことだったんだよね。


もう二人で祝うこともない
ただの日になってしまったけど
一度だけは許してね。
もし彼がいたら今頃...
今日は幸せな一日だったのかな
そう思うことを、今日だけは。



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