また逢う日まで

2017年8月、愛する人が亡くなりました。ただただ悲しい気持ちばかりですが、現実と向き合いながら生きていこうと思います。この世にはもういないけれど、また逢える日を信じて。

いらない携帯...だけど

昨日ブログに書いたように
彼専用といってもいいほどだったから
必要ない携帯なんだけど。


彼が亡くなった後少しして
仲が良い?というか
彼のことを話していた友達に連絡した。
一人じゃ受け止めきれない気持ちを
とにかく聞いて欲しくて...
私の中では彼がなんでも話せる
一番の親友でもあったから
他に泣きつく友達はいないかった。
あまり人付き合いも得意ではないし
虚しくても自分が選んできたことだ。
それにその時は死を受け入れていなかったから
泣きわめくというより訳の分からない状態だった。


そんな私でも大事にしていた数少ない友達もいる。
高校からの付き合いで、帰省するたびに会っていた。
もちろんその子にもすぐ連絡した。
だけど...数回やりとりして
返事がこなくなった。
今までこんなことなかったし
無視するような子じゃない。
最初は何かあったのかと思い
もう一度送ってみた。
そしたら返事もきたし
他の友達も含めて会おうと言ってくれた。
だけど...またそれっきりになった。


何かあったのか。
命に関わる病気なのかもしれない
結婚したことを言えないのかもしれないとか
本当は嫌いなのかもしれない
友達じゃなかったのかもしれないとか
いろいろ考えたけど...
いまだに返事はこないから分からない。
あの頃から何も変わっていない私に
もう一度送る勇気がない。


これも彼がいなくなったから起きた出来事なのだろうか。
それともいたとしても知らない内に起きていることなのかな。
なんでくれないの?
腹が立つというよりは不安でしょうがない。
どうしても返せない事情があるのだと
勝手に思いたくて...。
「まぁいっか、たいしたことじゃない。」
強がってそう言い聞かせてみるけど
実は結構ショックだったり。
結局のところどうしようもないんだけど...
それに少し時間が経つと
やっぱりたいしたことではないように思えてくる。


それでも、少しでも返事を待ってしまってる間は
いらない携帯なんかじゃないのかもしれない。
今の私には、『あの時送っておけば良かった』なんて
そうならないことを祈るしかないのかな。
生きていればそれでいい。

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