また逢う日まで

2017年8月、愛する人が亡くなりました。ただただ悲しい気持ちばかりですが、現実と向き合いながら生きていこうと思います。この世にはもういないけれど、また逢える日を信じて。

お別れ

ありがとう

さようなら

愛してるよ


彼は旅立っていった

死んだ日から49日。

亡くなった日も納骨日も台風で

49日は雨だ。

彼は晴れが好きだったんだけど。


お墓に行ってきた。

刻まれた彼の名前が現実だと。

外していた彼がくれた指輪をはめて

そして最後彼の前でもう一度外す。

結婚指輪でも奥さんでもないから

ずっとはめてるわけにいかないよね。

きちんとお別れを。

前向きに話しかけてみるのに

胸がいっぱいで

涙がとまらなかった。

バイクに乗っても流れ続けた。


やっぱり会いたいよ…


はじめの頃、お昼休憩の時に

毎日のように会っていたとこにも

数年ぶりに行ってみた。

彼との思い出が甦る。

何も変わっていないのにな。


お酒を飲んでつまみを食べて

彼といたときと同じようにしてみる。

約5年過ごした家で過ごす『最後の夜』。

「最後じゃないし」

そう言ってくれる彼はもういない。

次の引っ越し先は彼の家で

彼と一緒にやるはずだったのに。

こんな悲しい引っ越しやだよ。

辛かったはずなのに一人過ごしてみると

彼との思い出にすがりつきたくなった。

一つも忘れたくなくて

でも

ずっと忘れてたくて。


LINEのアイコンを彼にしてみる

最初で最後の彼だ。

ずっとしてるわけにいかないもんね。

サーフィンしてる姿撮ってね

話していたのにね。


いっぱい話したけど

まだまだ話たりない。

違う世界にいっても

見守るだけじゃなくて

変わらずそばにいてくれるのだろうか。

ちゃんと成仏されて

たまには遊びにきてくれるかな。


あの約束くらい守ってよね。

あの世での待ち合わせ。

唯一叶えられる約束だから。

その時はずっーと喋り続けるから

覚悟しといてよ。

うちが生きている限り

彼は生きているから。

愛していることには変わりないから。

今日だけは少し強がってみる

彼がサーフィンができてお酒が飲める

世界に行けるようにと。

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