また逢う日まで

2017年8月、愛する人が亡くなりました。ただただ悲しい気持ちばかりですが、現実と向き合いながら生きていこうと思います。この世にはもういないけれど、また逢える日を信じて。

過去と未来

最近彼は夢に出てきてくれなくなった。

いつももう彼はいないことになっている。

にぎわっている海をみて

「あー、サーフィンやりたいな」

隣の人が誰かはわからないけど

彼を想ってそう話す自分。

願望なのか彼からのメッセージなのか。

亡くなってすぐはいっぱい会いにきてくれてたのに

きっと今は楽園で楽しんでるに違いない。


朝起きると

「今日も1日見守っててね」

夜寝る前は

「今日も1日見守っててくれてありがとう、

明日もよろしくね」

そして心のなかで「大好き、愛してる」

これが習慣になった。

きっと彼は「しらじらしい」

って笑ってるにちがいない。

照れくさかったから

誉めるどころかけなしてたからね。

うちの照れ隠しを知っていたのか分からないけど

たまに言えばいつもそう返ってきたな。


あるマンガに出てきた何気ない一文。

『今のあなたは彼に恋してるのではなく

思い出を愛している』のだと。

確かに…彼がいなくなったら

そうゆうことになるんだね。

だって生きててもその後どんなことがあるか分からないし

もしかしたら彼を嫌いになることだって

彼に嫌われることだってあるかもしれないんだから。

これから私にできることは

過去の彼との思い出を愛することと

想像した彼との未来を愛すること。


ともに生きていく彼を愛することはもうないんだね。

『彼の分まで生きていく』

そうなれたらいいのにな。

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