また逢う日まで

2017年8月、愛する人が亡くなりました。ただただ悲しい気持ちばかりですが、現実と向き合いながら生きていこうと思います。この世にはもういないけれど、また逢える日を信じて。

創り出した夢

彼が生きてる夢を見た。
胸には手術の跡
まだ3週間しか経ってないのに
元気に歩き回って
それを不安に感じて。
病室で「置いてかれるかと思った」
彼に抱きつきながらそう話す私。
まだ無理なはずなのに
「サーフィンかシュノーケルしよう」と彼が言った。
彼は生きていたのに私の中では
なぜか死んでたことになっていて
もう引っ越しの後。
サーフボードもウエットも家にあると伝えると
「えー…」って彼のいつもの言い方。
心の中でうちはもうこのまま彼と別れようと思ってるんだよね。


彼が会いにきてくれたとか
彼からのメッセージとかじゃなくて
ただうちが創り出した夢。
こうだったらいい
生きてたら…そんな想いで。
だから最後は起きなくちゃ、これ以上見たらダメ!
って思いながら目が覚めて。
あぁやっぱり夢か…って
分かっているはずなのにすごく寂しくて。


その後また寝たら彼が出てきた…
内容は曖昧だけど幸せな夢。


夢が本当だったらいいのに
彼の夢を見るといつもそう思う。
目が覚めた時、
彼の家だったら、前の家だったら
そんな期待をして眠りにつく。
起きたらサーフボードがあって
彼の写真が飾られている実家なのだけど。
それが全部夢ならばいいのにな。


夢にくらい出てきてよ
そう思ってたのに
出てきてくれたらきたで
現実にはならない虚しさがある。
現実を感じるそんな朝は憂鬱だ。

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