ただの一日
世の中は三連休かぁ…。
彼がいた頃は仕事柄連勤で
嫌だなって話してたよね。
その代わり平日が休みだから
混む休日出掛けられないって。
今は毎日何も関係なくて
日にちさえもどうでもよくなる。
今頃、ボジョレーの予約してさ
11月が彼の誕生日だから
毎年ワインがプレゼントだったな。
今年からはもう何もないただの一日。
もういないんだから祝ってあげないからね。
彼が亡くなった時から『月命日』だけと決めている。
ほんとは誕生日も来月の記念日も
一生特別の日にしたいけど…これからはしない。
きりがないし、彼との○○日
それも合わせたらとてもじゃないけどダメだ。
こんな時少しだけ
結婚していたら…そう思ってしまう。
そしたら違っていたかも。
いや、それもそれで辛いか。
なんて答えのないことを一人でぐるぐる考える。
彼から生きてることの大切さを教えられた
彼がいたら知らないことを。
だけど、だけどね…
彼がいるならそんなこと知らなくてもよかった
そんな風に思うよ。
たとえ自分の人生が終わっても。