また逢う日まで

2017年8月、愛する人が亡くなりました。ただただ悲しい気持ちばかりですが、現実と向き合いながら生きていこうと思います。この世にはもういないけれど、また逢える日を信じて。

不安定

今日は…

毎朝の日課である彼への「おはよう」

それだけで涙がでた。


寒くなってきたからだろうか。

彼の名前を口にするだけで

ぼろぼろと涙がこぼれる。

少しでも嫌なことがあれば

彼がいたらこんなことにはならないのにと

どうしようもない思いが込み上げる。

気持ちが、感情が不安定だ。


耐える時、唇を噛み締めるようになった。

イライラしても必死に我慢。

彼がいれば、彼がいなくならなければ…

もはや呪文だ。

たとえ彼がいなくなっても

私を支えてくれてるのは彼なのだろう。


兄の病院に父の運転で向かう。

その間にも涙が溢れそうで

必死にどうでもいい会話を探す。

彼とのドライブを思い出しては

それを打ち消すかのように話す。

それがまた彼を思い出す。

「よくしゃべるね」

笑って言う彼が浮かぶ。

ほんとにあの頃には戻れないのか…

あの楽しかった日々に。


泣いても笑っても何も変わらないことを分かってる。

それなら笑った方がいいことも分かってる。

それでも、それでもどうしようもできない時がある。

頭で理解しても心はついてこなくて

いっそ理解なんてできなければいい

したくもない、そんな気持ちになる。


なにもかも忘れて

幸せを知らない自分に戻りたい

彼を知らないあの頃に戻りたい。

そんなことを思っては

そんなことを望んでない自分がいることに気づく。


彼は私の人生のすべてだ。

だからなかったことにだけはしたくない。

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