また逢う日まで

2017年8月、愛する人が亡くなりました。ただただ悲しい気持ちばかりですが、現実と向き合いながら生きていこうと思います。この世にはもういないけれど、また逢える日を信じて。

決断

引っ越しするうえで

捨てるかとっておくか

決めなくてはいけない。

思い出のものがたくさんあって

本当は全部大事にしていきたいのだけど。


いっぱい捨てた。

彼がいたからとっていたものも。

持って帰りたいものだったけど

原付バイクを手放すことに決めた。

働いて1年目に新車で購入したものだ。

彼が生きている時も

売ろうか迷ってたものだけど

「売るなら安く買い取るよ」

そう言われたからとっていたもの。

住んでる場所には重宝したバイクだけど

あれば便利で、なくても平気だった。

ほとんど車移動だっから。

彼が津波がきた時逃げるのに早いから

最近は彼が乗っていた。

残せる思い出を一つでも

とっておきたかったけど

一人になった今

ここに住まなくなった今

必要でないと判断するしかなかった。


すべて残しておきたい

それが本音だけど

そうすることもできない。

今いるアパートさえ…

過ごしてきた場所さえも

離れなくてはいけない。


彼はいないのだから。

ついに

明日は49日。

納骨日に、すぐに仏様になれる

浄土真宗だったことが分かったのだけど

一週間ごとに判決がくだされることを

信じて祈ってきた。

仏壇もないし写真しかないけれど。

自分の中では明日が

大事にしてきた日になる。

とうとういってしまうのか。

きっとそばにいてくれるのは

変わらないのだけど

お別れの日でもある。


寂しいよ

ずっとそばにいて欲しいのに

彼のこれからを願う。

毎日サーフィンをして

好きな酒飲める自由な毎日を。

何もかもから解放される

永遠の毎日を。


ありがとう

語り尽くせない感謝の気持ち。

ごめんね

言葉にできないほどの懺悔。

これからも見守っていてね

最大のわがまま。

彼に届くだろうか。

また逢える日を願って…

不安

不安だ。

やらなければいけないこと

すべてに対して不安。

こんな時いつも彼がいてくれたから。


友達がまったくいないわけじゃないけど

こうゆう時に頼れる人はいない。

みんな仕事してるし、家庭もある。

あまり人付き合いが得意ではないから

築きあげてこなかった。

こんな時だけ連絡するのもひどい話だよね。

彼がいたから…必要ないと思ってた。

彼が恋人であり友達だったから。

自業自得。甘えてる。


それでも誰かに助けて欲しいと

そう思ってしまう。

虚しさを感じたとしても

その時だけでいい。

誰かにすがりたくて

話を聞いて欲しくて

救ってもらいたくて。


ブログでありのまま吐き出すことが

自分の支えになってる。

こんな自分になるなんて

思っていなかった。


とりあえずやるべきことやるしかないのか。

現実は待ってくれないのだから。