また逢う日まで

2017年8月、愛する人が亡くなりました。ただただ悲しい気持ちばかりですが、現実と向き合いながら生きていこうと思います。この世にはもういないけれど、また逢える日を信じて。

今日はなんだか

気分がずしっと重たい。
一日彼の思い出が頭の中を流れているせいか
毎日疲れて寝ることはできている。
ただ寝てるのに、寝てないような
夢なのか現実なのか分からない感覚がある。
目を開けていられないほど眠くなってからじゃないと
眠ろうとしなくなった。
彼のことを考える時間ができてしまうから。
動悸だけはあの日からずっととまらないのだけど。



家にいるんだから働いている家族のために
料理を作ろうかな、そう思ったことはあるけど
いざ包丁を握ると手が震えて
作る手順もうまく思い浮かばない。
彼に夜ごはん作ってたはずなのにな。
やはりあの幸せな日々に蓋をしているのかもしれない。


今日は何をしていても、彼のことで頭がいっぱいだった。
なぜだか涙がとまらなかった。
「ねぇ!ねぇ!ねぇ・・・、なんで・・・。」
いつもはマンガ読んだりテレビを見たりすれば少しは無になれるのに。
ずっと彼の思い出が流れてた・・・
自分が主人公の映画を見ているような気分。
亡くなったばかりの、顔に布がかけられている彼の姿と
対面した時の言葉で表せない悲しみと絶望が蘇る。
今でも呼吸が荒くなって苦しくなる。
本当にもう会えないのか
彼と過ごす日々はもうこないのか・・・
まだそっちに逝くのは早すぎるよ
これからたくさんの未来が待っていたのに。


「ねぇ○○、早くそっちで逢いたいな・・・」
死ぬ勇気もないくせに生きる気力もない。
生きる勇気もないくせに死ぬ気力もない。
なんて少しおおげさかな。


同じように経験してる人もこんなに
辛い気持ちを抱えているんだよね・・・
その気持ちが分かるから寄りそうことはできる。
だけど人それぞれ亡くなった人への想いは違うから
結局誰にも分からないんだろうな、きっと。
自分が誰よりも一番悲しんでる、そんな気持ちにさせるから
そうであってもなくても。


急に寒くなったせいだろうか。

さみしい気持ちでいっぱいだ。

彼のいない秋になり

彼のいない冬が近づいてくる。

ブログの終着点

毎日彼のことを考える。
何も考えようとしなくても
彼のことだけを考えている。
一度思うともうとめられない。
寂しくて、寂しくて。
もうこの世では彼に会えないのだと
どうすることもできない思いが込み上げてくる。
髪の毛を抜きとりたいような、身体中を痛めつけたいような
そんなどうしようもない苛立ちさえある。
泣きわめいて、当たり散らして・・・
そんな気持ちにかられる。
つっかえをとるには涙を流すしかない。
泣き叫ぶ場所がないから、少しでもごまかせる
お風呂で声を押し殺して泣く。
どんなことをしても彼は戻ってこない
そのことだけを理解していてなんとか自分を保っている。
少しでも冷静な私がいるのも彼と出会えたおかげだろう。


そんなことを思いながら
このブログのことについて考えてみた。
毎日、彼と過ごしてきた思い出や
これからの未来、今思っていることとか
簡単には綴れないほどの気持ちや出来事がある。
だけど・・・
時間が経つにつれてどうなるのだろうかと。
私のお迎えがまだなのだとすれば
彼と一緒に過ごした日々よりも多く
さらには彼が生きていた年月よりもさらに多く
彼のいない時間を私は生きていかなければならない。
それこそがもう彼の知らない私であり
私と彼が共有していない時間。
嬉しいことや悲しいことを彼に報告はできても
一緒に喜んだり、話を聞かせてくれることもない。
何よりこれから先、彼との思い出が増えることもない。
(心の中では彼はそばにいてくれてると信じてるけど)
彼を想う気持ちは毎日あっていろいろ変わるけど
1日1つ彼との思い出話をしても語れなくなる日が必ずくる。
『そういえばこんなことがあったな』
そんな日がきてしまう。
今はそのことが何よりも怖いのだけど。
そんな日なんかこなくていいと思ってるのだけど。


むしろ、他に話したいことができる日がくるかもしれない。
何ヶ月後か何年後、あるいは何十年後か
それは分からないけど・・・
彼との未来はもうなくなったのだから。


だからいずれこのブログを辞める終着点を
決めておかないといけない気がする。
ブログをやってることで救われてるし支えになっている。
もしかしたらどこかで誰かの役に立ってるかもしれない。
彼を想う気持ち、彼と過ごした日々は
どんなことがあろうとも一生変わらない。
だけど・・・
彼のいない人生を進んでいかなければならないのだとしたら
このブログは続けてはいけないと思う。
そんなこと深く考える余裕はないのだけれど漠然とそう思った。


辛い、こうやって実際文章にするのはものすごく。
彼がいないことを認めなくてはいけないのだから。
認めることはまだできない。
だから・・・
このことをきっちり考えるのはまだまだ先でもいいよね?
こんな泣きながら書くくらいなら・・・
今のうちにはまだ無理だったよ。
いやだ、いやだ、いやだ。
まだ頭がぼーっとしてるから
書くことはできているのかも。


彼がいないなんて・・・
受け入れたくない。
一緒にいたいのに。

友達がいない

彼が亡くなってしばらく経つと、少し他の事にも気付く。
私には、必要とし必要とされる人はいないと改めて実感した。
携帯が必要ないくらい。
彼こそが恋人であり、家族であり、親友だった。
本当にどうしようもなく辛い時
すぐ助けを求められる人もいなければ
何かの時に相手から頼られることもない。
電話帳を見ても、Lineを見ても・・・
結局は一人で泣いて、返事のない彼を頼る
それの繰り返し。
もしかしたら私は彼以外の人に
甘える方法を知らないのかもしれない。
すべて話してきたのは彼だったから
だからこそ今生きる意味を見つけられないのだ。


彼とは『友達』についてよく話していた。
彼もまた親友と呼べる人は一人しかいなかったからだ。
私にも彼以外に大事にしている人はいる。
「少なくても分かってくれる人がいればいいよね」
いつもそんな結論になってたな。
今思えば、その一人がお互いのことだったのかも。
「○○がいるからね」って言ってくれてたから。
そんな中残されてた私はどうなるの。
一人ぼっちになっちゃうじゃん。


実際、仲良くしていて大好きな友達がいた。
だけど彼が亡くなったことを話した時からなんだかおかしい。
いつもなら、今までなら心配して寄りそってくれる友達なのに
連絡さえとりにくい。
そっちがそうならもう知らない、そう強がってみるけど
どことなく寂しくて、何かしてしまったのかと考える。
彼女になにかあったのかもしれないが
話してくれないということはそうゆうことかと
自分を言い聞かせるしかないんだね。
今のうちには深く追求する元気もないから。


ついつい連絡とれた人を頼ってしまって
(久しぶりなのだけど)
返事がないことに不安を感じる。
彼の最後がそうだったから余計に、何かあったのだろうかと。
相手にとっては迷惑な話。
彼がいなくなったから他の人に頼ろうと思っている時点で
おかしな話だよね。
今こうなってるのは自分が選んだことなのだから。


いっそのことすべてリセットしようかな。
そしたらまた新たな出会いがあるだろうか。
この歳でも友達はできるだろうか。
きっと、大丈夫だよね、彼が見守ってくれてるのだから。


ふとしたことでも思う。
彼ならば、彼だったら、彼がいたら・・・


・・・早く彼の元にいけないものだろうか。