また逢う日まで

2017年8月、愛する人が亡くなりました。ただただ悲しい気持ちばかりですが、現実と向き合いながら生きていこうと思います。この世にはもういないけれど、また逢える日を信じて。

いつまで

今日は彼が亡くなってからすぐに

会ってくれた友達と夜ご飯。


自分の中では全く久しぶり感がなくて

もうあれから3ヶ月以上も経ってるのかと

あまりの時の早さに驚いた。

友達を待ってる間も

周りの景色が何も入ってこなくて

スローモーションみたいに見えて…

家に引きこもってる分

やっぱり変わっていないのは自分だけ

人がいっぱいいるのに

なんだか取り残されてる気分。


楽しい友達との時間が終わると

ふっと彼がいない現実に戻る。

彼がいたらもっと楽しかったとか

おいしいもの食べたよって

自慢するんだろうなぁとか…

夜のヒヤッとする寒さと

イルミネーションがより寂しくて。

彼がいなくなったからこそ

できた楽しい時間なんだろうけど。


「まだまだ焦らなくていいんじゃない」

そう言ってくれて嬉しかった。

じゃないとどんどん自分を

追いこんでぐちゃぐちゃになりそうだから。


それでも…

待ってる人がいる、

愛する人がいる友達を

羨ましいと思ってしまう気持ちがある。

私にはもういないのに…

きっと友達にも気を遣わせてしまっている。

また人の幸せを素直に喜べるようになれるかな。

いつまでこんな風に思ってしまうのかな。


もしかしたらいつまでも…なのかな。

髪色

ついに髪の毛を染めた。

何回かやらないとすぐ色がでちゃうから

何年か振りに市販のを使った。


だいぶひどかった。

美容院に行ったのは7月。

彼のお母さんが

東京の病院で診察があって

彼が車で連れて行くから

一緒に乗せて行ってもらうことに。

いつもは行きつけの美容院。

近場と言えば近いのだけど

田舎だから、電車だと往復2000円の距離

車だと片道1時間くらいかかるところにあった。

たまに彼に車で連れて行ってもらったな。

無理に話しかけない居心地の良さが気に入っていたんだけど。


安く良いところでと思って

頑張って初めてのところに行ったんだよね。

若すぎる人嫌だけどさ…

勇気だして。

都会の美容院だと色味に幅があって

「いい色じゃん」そう言ってくれたね。


ほんとはいつも色変えたいと思ってたんだけど

海や温泉(家はシャワーなく溜める温泉のみだった)のせいか

染めてもすぐ抜けちゃって。

それなら最初から毛先の色に合わせたらいい!

ってなったから金髪みたいな

ずっと明るい色だった。

外で働いてなくて

好き勝手してたからできたことだよね。

彼もそれでいいって言ってくれてたから。


これからはそうゆうわけにいかない。

もう彼がいないから

あの生活がなくなったから…

また一つ、彼といた私がいなくなった気がした。

それが怖くて染めるのも嫌だったのに。


一歩踏み出してみたのはいいことだけど

あぁ…終わったのか

そう思うと耐えられない寂しさがやってくる。

彼がいたからこその私が

少しずつ消えていく。


このまま私も消えてしまえばいいのに。


あの頃に戻りたい

彼のもとに帰りたいよ。

うまく言えないのだけど

彼が亡くなってから
彼のことを考える日々。
考える時間や気持ちに変化はあるものの
それはまだあまり変わっていない。


その中でふと思ったことがある。
『私は自分のことばかり考えているのではないだろうか』
ということ。
自分の気持ちを正直に吐き出すために
始めたブログなのだからいいはずなのに
もしかしたら無意識のうちに
誰かを傷付けてしまっているのかな…
そんな不安にかられる。
それぞれ考え方も違って
状況や想いも違う。
だからそれでいい、それでいいのだけど。
それでも彼を失った私には
興味だけでなく
思いやりも優しさも失った気さえする。
自分勝手でまさに悲劇のヒロイン。
うまく言えないのだけど
私は分かっているつもりなだけなのかも
自分が可哀想なだけなのかも
人には寄り添えないのかも…なんて
何に落ち込んで何を嘆いてるのかも
分からないのだけど
いつのまにか自分の世界にだけ
入っているような感じ。
私は自分のことばっかりだ。

彼の死だけでなく
向き合わなくてはならないことができた。
『彼がいなくなった私』だ。
人の痛みに寄りそえる人になれるか
それともずっとかわいそうな自分でいるか
どっちがいいのかなんて分かってはいるけど
そうすることができない。
かっこよく言えるなら
『彼の分まで生きたい』。
彼ができなかったことを成し遂げるのもいいし
自分が描く幸せになることもいい。
どんなことでも、彼の死を受け止めて
前を向いて自分の人生を精一杯生きていきたい。
そして経験したからこそ優しくできる人でありたい。
大事にしていきたい。
だけど、そうなれない自分、
そうできない自分がいて・・・。
結局彼に助けを求めてしまう弱い心。
彼が死ななければ
彼が生きていれば
そう思って泣くばかり。

助けてよ・・・。
「○○なら大丈夫さー」そう言ってくれないかな…。

彼が生きていた頃の幸せな私はどんなだっただろう。
それさえも今は分からない。
少なくとも今よりは人の気持ちを考えられていたと思う。
どうすることもできなくてこのブログに吐き出すだけ。
その毎日に、そんな自分にも少し疲れてきた。
まだ何も頑張ってないのにね。

そんな中でも
見守ってくれる人がいて
温かい言葉をかけてくれる人がいる。
そのことだけは決して忘れないようにしたい。
このままブログでなら正直な思いをぶつけてもいいだろうか…?
もし傷つけてしまっていた…ごめんなさい。
そしていつもナイスをしてくれださる方、見てくださっている方
本当にありがとうございます。

早く…少しでも…ましな私に戻りたい。