また逢う日まで

2017年8月、愛する人が亡くなりました。ただただ悲しい気持ちばかりですが、現実と向き合いながら生きていこうと思います。この世にはもういないけれど、また逢える日を信じて。

彼のところへ

気付けば納骨から半年以上も経っていたのか。


友達が誘ってくれた。

怖い、とてつもなく怖いけど

彼に会いに行くことになった。

行きたい気持ちはあるのに

いないという現実に向き合うのが怖い。


いつも彼のもとに早く帰りたくて

だから長い時間かかる電車も嫌いで…

だけど会えるのが楽しみで…。


なのに…

もう迎えて、待っててはくれないんだよね。

「お帰り」「お疲れさん」

って乾杯できないんだね。

今は当たり前でもあのときは

実家じゃたばこもお酒も我慢してたから

解放される瞬間でさ。

それで一人喋り続けるのを

ひたすら聞いてくれて。


毎日見ていた海が見えてくる

彼が眠っている海。


もう泣いてしまいそうだ。


ただいま…そう言えたら。

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