また逢う日まで

2017年8月、愛する人が亡くなりました。ただただ悲しい気持ちばかりですが、現実と向き合いながら生きていこうと思います。この世にはもういないけれど、また逢える日を信じて。

なんで

なんで寝れない?

なんで起きれない?

なんで、なんで、なんで。


なんで…彼はいないの。


彼のいない明日なんて

こなければいいのに。

理由

生きる理由

生きなきゃいけない理由

生きたい理由…


何でもいいから

理由が欲しい。


じゃなきゃ、ダメになりそうだよ。


まだ何も頑張ってない

そう言い聞かせて。

いつでもいいよ

また市販のやつで髪を染めた。

キシキシだ…

それにこの間と種類を変えたら

少しあわなかった。

これで明るい色はでなくなるだろうか。

次は美容院に行けるようになるかな…

彼との記憶を上書きしたくない。

「いいじゃん」

もうそうは言ってくれないね。


少し太った。

どんどん肥えていく。

食べても食べても満たされない

とにかく食べて…

胃弱いのによくないね。

女の子の日が近いことを言い訳にすると

「でたー、ならしょうがない」

毎月言ってもそう答えてくれて。

「太ってないから大丈夫」

少し笑いながら

一緒にいると気付かないよ、

なんてごまかして

もうそれも言ってくれないね。

冗談が聞きたい。

ささいなことでも

彼がいないことを実感する。


『いつでも連れていってくれていいからね』

毎日言うことの中で

一つ増えた、彼へのメッセージ。